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Velveljin - 2011 - Nostalghia [Noble NBL-202]

2012年10日   カテゴリ:Velveljin     0 comments
Velveljin - 2011 - Nostalghia [Noble NBL-202]
Velveljin - 2011 - Nostalghia [Noble NBL-202]
(2011/09/16)
01 Straub
02 Nostalghia
03 Zerkalo
04 Polt
05 Xoanon
06 Vogelfluglinie
07 Schema
08 Nacelle

Velveljin ①

Velveljin - 2011 - Nostalghia [Noble NBL-202]

公式サイト VELVELJIN myspace VELVELJIN - ミュージック(無料)
Noble公式ページ Noble-label Profile アルバム解説ページ Velveljin - Nostalghia

『ミニマルな4/4ビートと憂いのあるアンビエントシンセが深い抒情性をたたえるシネマティックでモダンなエレクトロニックミュージック。』

2009年に京都で結成。現在はパリを拠点に主にヨーロッパを中心に活動している不定形プロジェクトvelveljin。セルフリリースによるデビューアルバム『NONSAVOIR』もいまだ各方面から高い評価を受ける中、東京のnobleレーベルより待望のセカンドアルバム『nostalghia』をリリース。

武満徹がその死を悼んで同名の弦楽合奏曲を作曲した事でも知られる、ロシア人監督アンドレイ・タルコフスキーの映画『ノスタルジア』の世界観に着想を得て制作された本作は、退廃的でありながら、同時に、どこか抽象的な暖かさをも想起させるような圧倒的な映像美を誇る同作品の世界観を、アンビエント、ディープハウス、ミニマルテクノ、ダブステップ、エレクトロニカなど、様々な音楽的側面を感じさせる、ストイックで洗練された音響工作で自由に表現した意欲作です。抑制の利いたモノトーンでミニマルな4/4ビートを軸に、憂いのあるアンビエントシンセが深い抒情性をたたえメロディーをつむぐ、この気品と実験精神に溢れるサウンドは、アルバム作品としてベッドルームで聴けるものでありながら、ダンストラックとしてフロアでも機能する、シネマティックでモダンなエレクトロニックミュージックです。 (ikoioto)




- サントラのような雰囲気のミニマルテクノ+ディープハウス+α -

yohei yamakadoとmana haraguchiが中心となってその時々にメンバー編成が異なるユニット、velveljin(ヴェルヴェルジン)。 結成当初は京都を拠点にしていたみたいですが、現在はメンバーのyohei yamakadoが映像を学ぶためにパリへ渡ったことで、パリを拠点に活動している模様。

「映画は思考的なもので、音楽は感覚・身体的で言葉では説明できない(あるいはしたくない)論理的な枠から逃げていってしまうものを表現するのに適している」という本人たちの解釈と、ロシア人監督、アンドレイ・タルコフスキーの映画「ノスタルジア」の世界観に着想を得て制作されたことから、このアルバムは映像からインスピレーションを受けたことから始まっていて、個人的な感覚で作られた物より明確な拠り所があることがわかります。

アルバム全体を通して受ける印象としては4つ打ちのミニマルテクノとディープハウスをベースにアンビエント・エレクトロニカをエッセンスとして融合しているサントラのような音楽です。「Kuniyuki Takahashi 高橋邦之」のディープハウスにも似ているものを感じる音響的に響く音、民族音楽的な響きも感じられるパーカッションの使い方が印象的。

深く響く音響的なディープハウスに何らかのシーンを思わせるメロディや展開、そして時には人の話し声や雑踏などのフィールド・レコーディングなどをミックスしており、バンドの音のように共感しながら聴く音楽というより、サントラやBGMに近い環境的な音楽です。なので自分の中に深く入り込んできて共感するということはないんですが、非常にクールな感覚で聴けるBGMといったほうがこの音楽のポジションを理解しやすいかと思います。

簡潔にまとめるとミニマルテクノとディープハウスのミックスに、民族音楽的なパーカッションなどの音使い、そして12k的な信号音や電子音的なエレクトロニカの要素で彩りを添えた音楽。

最近のエレクトロニカ勢に増えてきたサントラのような音楽傾向。「Fugenn & The White Elephants」も同じようなサントラ的な音だし、「Ametsub」の新作も同じようにサントラ的な印象の音になっています。個人が制作した音楽よりも達観した感覚でクールで斬新ではあるんですが、インストの可能性が追求されていって出てきた新しい傾向、と考えるといいかもしれません。他にも同じようなサントラ的なエレクトロニカとして「Mergrim」、「Kyo Ichinose 一ノ瀬響」などもあります。

Velveljinに至ってはインスタレーションとかで映像と一緒に音楽を流す「Ryoichi Kurokawa」に近い感じも受けます。そう考えると色んなところで繋がってくるので聴いておくべき音楽のひとつ、ムーブメントだなぁと思わされるアルバムです。



Noble-Label レビューページ一覧
Noble-Label レビューページ一覧




Velveljin - Straub




↓関連動画

Kuniyuki Takahashi 高橋邦之 - Rain Of Ocean


Kuniyuki Takahashi 高橋邦之 - 2008 - Remixed [Mule Musiq mmcd08] に収録。

↑この曲とかは民族音楽的なパーカッションと、ディープハウスの音使いが非常によく似ているし、おすすめです。

Kuniyuki Takahashi 高橋邦之 - Koss - Ocean Waves


Kuniyuki Takahashi 高橋邦之 - Koss - 2008 - Ancient Rain [Mule Electronic Distribution med13] に収録。

↑高橋邦之のKoss名義の曲。これも深い響きのディープ・テックな音に民族なパーカッション。高橋邦之はもともとJazz寄りなディープハウスのアーティストですが、たまに作るエキゾチックな音はかなりアジアな香りがして気持ち良いです。

Fugenn & The White Elephants - Alkaloid
--2010年の「Lycoris」 [Hz-records]に収録--



Fugenn & The White Elephants - 2011 - an4rm [PROGRESSIVE FOrM PFCD24] の記事から抜粋。

↑無機質なミニマルテクノとして同じ傾向のFugenn & The White Elephants。こっちはもっとバラエティに富んでる感じで、ブレイクビーツもあればIDM的な要素もあるし、華がある雰囲気。

Fugenn & The White Elephants - Narcissus


↑同じ記事からの抜粋ですが、女性ボーカルが入ってくる曲。ボーカルが入ってくるとますますサントラというか、テーマソングのような雰囲気に。これを聴いて良いと思った人にはFugenn & The White Elephantsのほうがおすすめかもしれません。

Ametsub - Cloudsfall


Ametsub - 2012 - All Is Silence [Nothing66 Records N66CD003] に収録。

↑Ametsubの新作の中で一番好きな曲です。このアルバムの収録曲の中ではもっともサントラらしくない曲ではありますが、どこまでも伸びていく感じのシンセのメロディにゆったりしたリズム、立体感はかなり気持ち良いです。

Ryoichi Kurokawa 黒川良一 - rheo: 5 horizons, Audiovisual Installation 2010


Ryoichi Kurokawa 黒川良一 - 2003 - Copynature [PROGRESSIVE FOrM PFCD06] の記事から抜粋。

インスタレーションの映像と一緒に流していそうな音、と書いたのはこういう情景を想像したからです。Velveljinも映像から想起した音楽制作だし、メンバーが映像の勉強をしていることから、今後こういうこともあるかもしれませんね。



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Velveljin - 2011 - Nostalghia [Noble NBL-202]
Velveljin - 2011 - Nostalghia [Noble NBL-202]
(2011/09/16)
Ametsub - 2012 - All Is Silence [Nothing66 Records N66CD003]
Ametsub - 2012 - All Is Silence [Nothing66 Records N66CD003]
(2012/06/06)
Kuniyuki Takahashi 高橋邦之 - 2008 - Remixed [Mule Musiq mmcd08]
Kuniyuki Takahashi 高橋邦之 - 2008 - Remixed [Mule Musiq mmcd08]
(2008/07/19)
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Velveljin - 2011 - Nostalghia [Noble NBL-202]

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Ametsub - 2012 - All Is Silence [Nothing66 Records N66CD003]

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Kuniyuki Takahashi 高橋邦之 - 2008 - Remixed [Mule Musiq mmcd08]

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Serph - 2011 - Winter Alchemy [Noble NBL-205]

2012年09日   カテゴリ:Serph     0 comments
Serph - 2011 - Winter Alchemy [Noble NBL-205]
Serph - 2011 - Winter Alchemy [Noble NBL-205]
(2011/11/18)
01 Noel【クリスマス・ギフト無料配信曲】
02 Straat
03 Twinkler
04 Alchemy
05 Valis
06 Lumina
07 Above


Serph - 2011 - Winter Alchemy [Noble NBL-205]

myspace MySpace by Serph Discogs Serph Discography
Noble公式ページ Noble-label Profile アルバム解説ページ Serph - Winter Alchemy

インタビュー① Serph インタビュー HMV (2009/05/15)
インタビュー② ドリームポップ界の新たな旗手 Serphインタビュー:CINRA.NET (2010/07/08)
インタビュー③ 電子音楽界の寵児となったSerphが語る、別人格Reliqについて:CINRA.NET (2011/11/11)
インタビュー④ 【インタビュー】Reliq - Serph|HMV ONLINE (2011/11/16)
インタビュー⑤ Serph『Winter Alchemy』、Reliq『Minority Report』 (2011/11/16)


Serphの別名義、Reliq(レリク)の1stアルバム発売に合わせて、Serph名義でのクリスマス・ミニ・アルバムの同時発売が急遽決定! 2010年末10日間の期間限定で無料配信したクリスマス・ソング”noel”をはじめ、メルヘンチックでロマンチックな、Serph節満載のドリーム・ポップを7曲収録。音のアルケミストが贈る珠玉のウィンター・ファンタジーを、どうぞお楽しみに。

ジャケットは『vent』『Heartstrings』のアートワークも手掛けたイラストレーター、河野愛による描き下ろしです。 (Amazon)

■影響を受けたアーティスト
竹村延和、 Max Brennan、 Dimlite、 Stanley Cowell、 菅野よう子、 坂本龍一など

■現時点で判明している機材
Ableton Live、KORG TRITON、KONTAKT3




- クリスマスを賑わす爽やかなブレイクビーツ -

東京在住20代男性によるソロ名義「Serph(サーフ)」による4枚目のアルバム、「Winter Alchemy」。他のアルバムとは少し違い、クリスマス向けの楽曲だけが収録されたミニ・アルバム。

アルバム収録曲のほとんどが激しいブレイクビーツだったのに比べるとこれはかなり聴きやすいです。何故かと言うと、ブレイクビーツが本来なら入る部分に一定の割合で代わりにキラキラした音を入れていて、その分ブレイクビーツが控えめになっているからです(他のアルバムと比べたら体感的に2~3割減)。もちろんテクニカル・プログレ的な展開もブレイクビーツもちゃんと入っています。

クリスマス・ギフトとして期間限定で無料配信されていた曲「Noel」ですが、これはクリスマス・ソングとしても優秀だし、とてもキラキラしていてかなり良いです。チャペルっぽい音、トナカイの歩く音にたとえたカスタネットっぽい音、ブレイクビーツ無しでかなりさわやかな曲になっています。

2曲目の「Straat」、これも朝の目覚めに良さそうな爽やかさのあるピアノに、ミドルテンポなビートを時折り交えながらトイポップなシンセも入ってくる曲。

3曲目「Twinkler」からいよいよSerphっぽくなってくる曲に。シンセのテクニカルなループに軽快なビートが後半に展開しています。

4曲目「Alchemy」からいよいよ疾走感のある激し目のブレイクビーツが展開。しかしエレガントなピアノにテクニカルなシンセのカットアップ、それらをアブストラクトに繋げてブレイクビーツをせわしなく展開していますが、これもかなり軽めのビートでありながらスピード感はかなりあります。

5曲目「Valis」では前の曲のテンションを引き継ぎながら~といった感じのブレイクビーツが続きます。もうすでに前の曲でかなりテンションは上がってるので、ここからさらに上がるというのは正直しんどいところですが、曲はそんな気分とは関係なく容赦なく盛り上がっていきます。

6曲目「Lumina」で少し落ち着いた、トーンダウンした曲に。ここでは「Noel」の雰囲気に似たクリスマスな感じと、「Straat」のさわやかさを足したような曲でやたら爽やかで軽やか。途中で子供が遠くで叫んでいるような音がかすかに入ってます。ピアノとオーケストラが混ざり合ったような良い曲です。

7曲目でさらに落ち着いたまとめに入った感のある曲。ここではダウンテンポで非常にゆったりしたポストクラシカルな雰囲気なんですが、ダウンテンポでも他のアーティストに比べるとやはり半拍ほど速い感じはします。もう少しリズムをゆったりさせられたら、もっと良かったんですが、残念なことに後半にもうおなか一杯なのにブレイクビーツっぽい展開が入ります。これは完全に要らない気がするんですが、まぁ好みの問題ということで。

やはり全部通して聴いてみると緩めるべき所で緩められていなかったり、引き締めるところではきっちり引き締められているんですが、バランスの悪い部分は感じます。しかし「Noel」を筆頭にクリスマス曲としてここでしか味わえないテイスト、クオリティは確実に組み込めているなぁと感じさせるアルバム。多幸感はハンパなくあります。爽やかさ、軽快感もかなりのレベルで、フロア寄りの低音が無いからこそできる楽曲なのかな、と思えました。これだけ不満をつらつら書けるのもなんだかんだ言って気に入ってるからなのかな・・・と思えてきましたね。

Serphの中でも特殊な位置のアルバムですが、寒くなる季節におすすめな一枚。

Serph「Winter Alchemy」原画展2011

なお、アルバム発売当時にはタワレコでジャケットを描き下ろした河野愛による原画の展示、ポスターなどのイベントを展開していたようです。

タワーレコード 新宿店でSerph『Winter Alchemy』で使用された絵の原画展をします! - artia

詳細は上のリンクからどうぞ。



雰囲気的に似ているアルバムとして、

Gutevolk - 2010 - 太陽のシャンデリア [Rallye RYECD090]

これもおすすめしておきます。合わせて聴くとよりクリスマス感を味わえると思います、ぜひ。



Noble-Label レビューページ一覧
Noble-Label レビューページ一覧




Serph - Noel【クリスマス・ギフト無料配信曲】


Serph - Straat


Serph - Valis


Serph - Lumina


Serph - Above




↓関連動画

Gutevolk - Picnic
靴下専門オンライストア Tabio(タビオ) CMソング



Serph - Serph - Pen On Stapler - Vent : Sakura, Nakameguro Hanami, 2011, By Robert Evenden


外国人の日本旅情溢れる動画、SerphのBGM。



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Serph - 2009 - Accidental Tourist [Elegant Disc ELECD-09]
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(2009/07/02)
Serph - 2010 - Vent [Noble CXCA-1271]
Serph - 2010 - Vent [Noble CXCA-1271]
(2010/07/09)
Serph - 2011 - Winter Alchemy [Noble NBL-205]
Serph - 2011 - Winter Alchemy [Noble NBL-205]
(2011/11/18)
Serph - 2011 - Heartstrings [Noble NBL-201]
Serph - 2011 - Heartstrings [Noble NBL-201]
(2011/04/15)
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Serph - 2011 - Heartstrings [Noble NBL-201]

2012年03日   カテゴリ:Serph     0 comments
Serph - 2011 - Heartstrings [Noble NBL-201]
Serph - 2011 - Heartstrings [Noble NBL-201]
(2011/04/15)
01 Luck【LUX Super Rich CMソング】
02 Shine
03 Missing
04 Leaf
05 Film
06 Heartstrings
07 Cityscape
08 Forn
09 Nile
10 Stardust
11 Chamber
12 Twilighte
13 Fanfare


Serph - 2011 - Heartstrings [Noble NBL-201]

myspace MySpace by Serph Discogs Serph Discography
Noble公式ページ Noble-label Profile アルバム解説ページ Serph - Heartstrings

インタビュー① Serph インタビュー HMV (2009/05/15)
インタビュー② ドリームポップ界の新たな旗手 Serphインタビュー:CINRA.NET (2010/07/08)
インタビュー③ 電子音楽界の寵児となったSerphが語る、別人格Reliqについて:CINRA.NET (2011/11/11)
インタビュー④ 【インタビュー】Reliq - Serph|HMV ONLINE (2011/11/16)
インタビュー⑤ Serph『Winter Alchemy』、Reliq『Minority Report』 (2011/11/16)


誰も予想しなかったところに突如として現れ、新たな才能の到来を強烈に世に知らしめた魔法仕掛けの電子音楽家、Serph(サーフ)。ファンタジックでチャーミングなドリームポップ作品『vent』が驚異的なロングセラーを続ける中、早くも新しいアルバムをnobleよりリリース。

新作『Heartstrings』で、彼はそのオリジナリティあふれる音楽的世界観を更にスケールアップさせ、まるでジブリとディズニーが手を組んだかのような至上のファンタジーを描きました。トレードマークのジャジーなピアノやチャーミングな電子音に加え、弦楽器の多用が今作での特徴のひとつ。疾走する多彩なリズムプログラミングや、生き物のように複雑に変化するアレンジメント、そしてストリングスやピアノで紡ぐ美しくロマンティックなメロディには、まさにタイトル通り、聴き手の心の琴線に触れる魔法が掛けられています。アルバム全体を通してポジティブな祝祭感に溢れた、スリリングで心躍る自由な物語としての音楽!!

音楽制作を始めてまだ5年。音楽はこんなにも自由で最高の遊び場。ポップミュージックの輝かしい未来に高らかとファンファーレを鳴らすSerphの冒険旅行は続きます。 (Amazon)

■影響を受けたアーティスト
竹村延和、 Max Brennan、 Dimlite、 Stanley Cowell、 菅野よう子、 坂本龍一など

■現時点で判明している機材
Ableton Live、KORG TRITON、KONTAKT3




- シンガーソングライター的な室内楽ブレイクビーツ -

東京在住20代男性によるソロ名義「Serph(サーフ)」による3枚目のアルバム、「Heartstrings」。ジャケットはイラストレーターの「河野愛」、PV「Luck」ではムーンライダーズ“Cool Dynamo,Right on”のPVや、小説家・星新一作品のアニメ化などを手掛けてきた絵本作家・映像作家の「外山光男」が担当。アルバムタイトルは「心の琴線」という意味ですが、今作でもキャッチーで気持ちいいフレーズ満載。前回のレビューで書いた「フロア寄りの低音が少ない」ということを埋めて書こうということで、今回はアンプで低音をかなり増幅した状態で視聴してレビューしてみたいと思います。PCからUSBDACでiBasso Audio D2+Hj Boaへ、そこからONKYOの数万円のアンプで低音を増幅しています。大した環境ではありませんが、3割くらいは低音が増えた状態です。

カットアップされたサンプリング素材とサイン音やクリックノイズをアブストラクトにつなぎ合わせた激しい曲が多いのはいつものことですが、ベースには室内楽=ポストクラシカルがあります。叙情的なオーケストラのようなダイナミックな展開に軽快なリズム、さわやかな鍵盤と弦楽器の音。メロディは今回も冴えていてテンションも高いしドラマティックです。

しかし、どうにもSerphのアルバムを続けて視聴すると肌に合わないというか、音のバランスを悪く感じてしまいます。単曲で聴く分には気持ちいいし、たまにプレイリストでSerphの曲が回ってきてもむしろ大歓迎な気持ちで聴いてるんだけど、どうもアルバムで聴くと感動が薄れるというか。。。フロアっぽい低音が無いのは元々好みではないんですが、それ以外の音にしても全体的にのっぺりしてるかな~。。。メロディは中毒性が高くてこのアルバムの曲もすごく好きです。でもいざ聴くと「薄っぺらい」。今回は不足している低音も補った上で視聴していたんですが・・・全然感想は覆らなかったです。

アルバム全体にしても、全部が全部同じような印象の曲ばっかりなんですよね。単曲ではかなり気持ちいいのに、アルバム単位で聴くと受け付けないアーティストっていうのもちょっと珍しいかも。曲の構造とか音の分厚さとかバランスとか、そんな気にならない人にのみおすすめできるアルバムです。

さて、少し話題が変わってCM曲が今回は頭に入ってるんですが、Youtubeにありました。

CM - LUXスーパーリッチ・スーパーダメージリペア「一粒の魔法」篇


こうやってCMで聴くとものすごいクオリティに感じますね。CMだと15~30秒くらいだし長くても1分とかなので、その中で音が多いほうがにぎやかで楽しい雰囲気にはなります。CMにはこういう曲は向いてるんだと思います。しかしこれと同じ印象の曲が13曲もアルバムの中で続くと、さすがにちょっとしんどいかも。逆にこれを延々と作っていられる情熱やパワーにはすごいな・・・と思うんですが。「箸休め」的な曲が欲しいところ。

最終的な結論としては単曲それぞれの破壊力・気持ちよさは抜群です。アルバムを通して聴くことはあまりおすすめできない一枚。



Noble-Label レビューページ一覧
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Serph - Luck


Serph - Shine


Serph - Missing


Serph - Leaf


Serph - Film


Serph - Heartstrings


Serph - Cityscape


Serph - Forn


Serph - Nile


Serph - Chamber


Serph - Twilighte


Serph - Fanfare




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(2009/07/02)
Serph - 2010 - Vent [Noble CXCA-1271]
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Serph - 2011 - Winter Alchemy [Noble NBL-205]
Serph - 2011 - Winter Alchemy [Noble NBL-205]
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Serph - 2011 - Heartstrings [Noble NBL-201]
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Serph - 2010 - Vent [Noble CXCA-1271]

2012年01日   カテゴリ:Serph     0 comments
Serph - 2010 - Vent [Noble CXCA-1271]
Serph - 2010 - Vent [Noble CXCA-1271]
(2010/07/09)
01 March
02 Pen On Stapler
03 Feather
04 Sleepwalker
05 Mint
06 Azul
07 Silencio
08 Flatland
09 Snow
10 Iceyedit
11 Vent
12 Planet


Serph - 2010 - Vent [Noble CXCA-1271]

myspace MySpace by Serph Discogs Serph Discography
Noble公式ページ Noble-label Profile アルバム解説ページ Serph - Vent

インタビュー① Serph インタビュー HMV (2009/05/15)
インタビュー② ドリームポップ界の新たな旗手 Serphインタビュー:CINRA.NET (2010/07/08)
インタビュー③ 電子音楽界の寵児となったSerphが語る、別人格Reliqについて:CINRA.NET (2011/11/11)
インタビュー④ 【インタビュー】Reliq - Serph|HMV ONLINE (2011/11/16)
インタビュー⑤ Serph『Winter Alchemy』、Reliq『Minority Report』 (2011/11/16)


ドリーミーでスリリング。ファニーでロマンティック。エレガントでチャーミング。そんな魔法仕掛けの電子音楽を奏でる新たな仲間、Serph(サーフ)。

Serphは東京在住の20代男性によるソロ・プロジェクト。ピアノと作曲を始めてわずか3年で作り上げた1stアルバム『accidental tourist』を発表。そのめまぐるしく展開するドラマティックな曲調とファンタジックな世界観、そしてジャズ/フュージョン/ブレイクビーツ/テクノ/プログレ/映画音楽など、いくつものカテゴリーを軽やかにスキップするユニークな作風は、「空想上の宅録ジャズ」と称され、耳の早いリスナーの間でにわかに注目を集める存在に。そんな彼が早くも2ndアルバムを完成。

小気味良く弾むピチカートにジャジーなピアノ、愛らしくポップなシンセ・フレーズ、そして躍動する多彩なリズム。インスト音楽ながら歌以上に歌う抜群のメロディー・ラインと美しいハーモニーにはますます磨きがかかり、ダイナミックに七変化する展開力も更にスケール・アップ。結果、この新作には、前作にも増して親しみやすいポップネスとより一層のオリジナリティが刻まれています。

タイトル『vent』は、advent、adventureと言った単語から取られたもの。新たな才能の到来を感じさせる、この愛らしい心躍るドリーム・ポップ・ミュージックは、架空の世界を旅するファンタジックでスペクタクルな「冒険旅行のためのサウンドトラック」です。 (Amazon)

■影響を受けたアーティスト
竹村延和、 Max Brennan、 Dimlite、 Stanley Cowell、 菅野よう子、 坂本龍一など

■現時点で判明している機材
Ableton Live、KORG TRITON、KONTAKT3




- シンガーソングライター的な室内楽ブレイクビーツ -

東京在住20代男性によるソロ名義「Serph(サーフ)」。音楽そのもののイメージを大切にしたいのか、プロフィールはそれ以外非公開になっています。

シンセの単純な反復運動としてのループをテクニカルにブレイクビーツにまとめるのが得意で、そのひとつひとつの音も機材的に充分なもので構成されています。明るくてさわやか、ダイナミックな展開が多く、メロディは物語性を非常に感じるもので叙情的です。

アルバム全体を通して聴くと、非常にテンションが高く悪く言えば落ち着きがない終始激しい感じですが、良く言えば常にテンションの高い落としどころの一切無い良く出来たアルバム。ほぼ捨て曲はなく、全てが均一なレベルの当たり曲。どの曲も同じような雰囲気ではあるので、もう少しバランスよく散らしていく感じが欲しいですね。

ブレイクビーツばかりのアルバムですが、基本はシンセをベースに、ピアノやフルートやストリングス、金管楽器を使ったインストであり、そこに何らかの形でブレイクビーツなりカットアップで繋げたノイズ、シンセのミニマルなループをテクニカルに混ぜ込んだインストです。そういう意味合いではこのアルバムはクラブ的なエレクトロというわけではなく、どちらかといえば室内楽的でもあるし、サントラのようでもあるし、一人で制作していることを含めるとシンガーソングライター的でもあるといえます。

唯一の欠点としては、ライヴなどをやったり他のアーティストとの交流がほとんど無いからなのか、全ての曲においてフロア寄りのような太い低音がないこと(意図的という可能性もありますが)。楽曲自体は非常にクオリティが高いし何度でも聴きたくなる中毒性はあるものの、聴いてると「もう少し低音があれば・・・」と不足感を感じます。このへんは好みの問題でもあるので、気にならない人もいると思います。それにしても色んな不満点を見つけつつも、かなり長いことこのアルバムを聴いてる気がします。

しかしスティーブ・ライヒとも違うミニマルなループで新しいブレイクビーツを作る、これにかけては他に類を見ないアーティスト。最初に聴いたときは「新時代来たな!」と衝撃を感じました。一人で部屋に篭って作曲し続けてここまで作れるというのはすごいことだし、果たしてどこまで行くことができるのか非常に楽しみなアーティストの一人です。



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Serph - March


Serph - Pen On Stapler


Serph - Feather


Serph - Mint


Serph - Azul


Serph - Silencio


Serph - Flatland


Serph - Iceyedit


Serph - Vent




Amazon
Serph - 2009 - Accidental Tourist [Elegant Disc ELECD-09]
Serph - 2009 - Accidental Tourist [Elegant Disc ELECD-09]
(2009/07/02)
Serph - 2010 - Vent [Noble CXCA-1271]
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(2010/07/09)
Serph - 2011 - Winter Alchemy [Noble NBL-205]
Serph - 2011 - Winter Alchemy [Noble NBL-205]
(2011/11/18)
Serph - 2011 - Heartstrings [Noble NBL-201]
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(2011/04/15)
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Cinq - 2004 - Day Off [Noble CXCA-1157]

2012年31日   カテゴリ:Cinq     0 comments
Cinq - 2004 - Day Off [Noble CXCA-1157]
Cinq - 2004 - Day Off [Noble CXCA-1157]
(2004/08/25)
01 Murmur, 4:00p.m.【二階堂和美】
02 Nightfall At The Riverside【二階堂和美】【Turntable+Programming:DJ Klock】
03 Midnight Crickets【Programming:Firo(塚越寛之)】
04 The First Train For (K)ichijoji【Bass:船戸博史(ふちがみとふなと)】【Drum:柏倉隆史(toe)】
05 Call At 8:15a.m.【二階堂和美】
06 Brunch;Coffee+Bagle+Fried Egg+Water Melo
07 A Sudden Shower【Bass:船戸博史(ふちがみとふなと)】【Drum:柏倉隆史(toe)】
08 An Afternoon Nap【Drum:柏倉隆史(toe)】【Turntable+Programming:DJ Klock】


Cinq - 2004 - Day Off [Noble CXCA-1157]

公式サイト DAY OFF Discogs Cinq Discography
Noble公式ページ Noble-label Profile アルバム解説ページ Cinq - Day Off

約2年4か月ぶりのセカンド。電子音とアコースティック・ギターが織りなす、繊細なエレクトロニカというべき音像は前作同様だが、今回は多彩なゲストが参加して、表現の幅が広がった。二階堂和美のインプロ・ヴォイスは曲にぬくもりを与え、dj klockのターンテーブルはドープな効果を生み、さらには生のベース、ドラムスが参加してのジャズ・セッション的~ポスト・ロック的なアプローチもある。それらの音を実に緻密に組み立て、淡々と過ぎていく日常のごとく静謐かつ穏やかな音世界に仕立てたcinqの手腕は、やはりさすが。国内エレクトロニカ屈指の傑作。(小山 守) (Amazon)

■Profile
長野県出身、竹村理明(タケムラマサアキ)のソロプロジェクトCinq(サンク)。中学でギターを始め、高校でジャズに出会い、大学でジャズコンボを率いてライブ活動を行う。その後サンプラーやシーケンサーを入手し、ソロの創作活動に転向。アンビエント・エレクトロニカのレーベル「涼音堂茶舗」のコンピレーション「Water Green」に参加、同レーベルにて「spillover ep [DES008]」もリリース。TBSラジオ「スネークマンショー21」、クラブキング製作の「コメディークラブキング」、企業CMの音楽等も担当している。MIDI Creative内レーベルnoble第二弾アーティストとして、初のソロアルバムをリリース。音楽活動以外に理学の博士号を持つバイオテクノロジー研究者としての顔も持ち合わせている。




- アンビエント+フォークトロニカ+女性スキャット+スクラッチ -

Cinq(サンク)の2ndアルバムのレビューです。各曲での細かいクレジットを書いてみると意外にいろんなアーティストが参加しています。このアルバムで一番注目する部分は女性ボーカルで二階堂和美が参加しているということ。そして故DJ Klockと「Firo」の塚越寛之が個人的には要チェックな部分です。

アルバムのタイトルのDay Offは「休暇」ということで、アルバムをかけるとゆったりとしたアブストラクトな低音が野太く間延びした感じでふわふわと漂い出します。二階堂和美の断片的なスキャット「タ・タ・タ」「シューッ」といった声もサンプリングで変則的に配置されています。青空の雲の上で寝てるとこんな雰囲気だろうか、と思わせる穏やかさ。

2曲目「Nightfall At The Riverside」では1曲目の続きでスキャットと同じメロディが続きますが、途中から二階堂和美のスキャットが歌っぽく続くようになっていき、DJ Klockのアブストラクトなブレイクビーツが入ってきます。空の上の雲が漂う中、飛行機雲が一本伸びてそこに入ってきたような、彩りを与えるスクラッチの妙技。

3曲目「Midnight Crickets」では、これはもうほとんど「Firo」の曲と言ってしまってもいいくらい、Firoのアルバムで聴きなれたアブストラクトなアンビエント・ノイズが展開。グリッチ・ノイズや高音のピリピリした音がエッセンスとして抜群に効果を発揮しているアンビエント。

4曲目ではポストロック・インスト的なゆったりした曲。ミドルテンポでゆったりしたメロディですが、少し気だるさのようなアンニュイな感覚を感じるゆるい曲なんですが、意識して聴くとドラムは何度もブレイクを繰り返したりしていて、意外に激しい部分も持ち合わせています。

5曲目「Call At 8:15a.m.」では二階堂和美の「ラララ~」と歌うスキャットとボコーダーにかけたボイスサンプリングの雰囲気がかなり竹村延和の「Songbook」に酷似しています。シンセによる浮遊音とギターの透明感が際立つ曲。

6曲目は、ギターとドラムをサンプリングして断片的につなぎ合わせたものの中で演奏している感じの曲ですが、4曲目と同じような雰囲気のポストロック・インスト的な曲。この曲では気だるさよりも軽やかさとのどかさを感じる、少し穏やかな日の光を浴びてるかのような明るさを感じる曲。

7曲目「A Sudden Shower」ではエモーショナルで激しいポストロックを展開。おそらくこのアルバムの中で一番沸点の高い曲ですが、激しい演奏の中でベースがカッコイイのと、そのベースとギターの掛け合いがスリリングです。その激しいやり取りの中、ブレイクビーツも挿入されていて、これもかなり秀逸。

8曲目「An Afternoon Nap」では一転してボサノバのような鮮やかな音色のアコギがのどかに鳴り響くのどかな出だし。DJ Klockの挿入してくる電子音やスクラッチ音が妙に混沌とした感じを与えていますが、その浮遊音のようなゆったりした音は夢の中にいるようなドリーミーな感覚があります。

通して書いてみると、そのゆったりした曲の中にもしっかりと起伏があり、無理なく曲が激しいものになったり、ゆったりしたものになったりと、スムーズで滑らかな展開でした。アルバム1曲目のこの少し篭ったような低い響きのシンセはとても落ち着いたトーンで、いかにもタイトル通り「オフ=休暇」といった感じで抜群のセンス。そこに二階堂和美のテンションの低い声のサンプリング・スキャットもさらに心を落ち着かせてくれる感じがあって良いです。そこから徐々に様々な色合いを見せ、ときには激しく、時にはアブストラクトに、でも基本は癒しを感じさせる生音とエレクトロの絶妙なせめぎ合い。ジャンルとしてはベースにアンビエントがあって、フォークトロニカ・ポストロックを組み込み、時にはDJ Klockで少しフロアっぽい要素を入れてくる感じです。書いてみると実に様々な要素が絡み合って複雑な感じがしますが、聴いてみるとものすごくシンプルに心に染み込んでくる音でした。「涼音堂茶舗」の涼しげな音のアンビエントにもかなり似ていると思います。

「休暇」の晴れた日にふわふわのソファでゆっくりしながら聴きたい一枚。かなりおすすめです。



Noble-Label レビューページ一覧
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↓このアーティストに似た傾向のレーベル・カタログ。

Schole Records スコーレ・レコーズ レビューページ一覧
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涼音堂茶舗 Ryoondo-Tea レビューページ一覧
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Cinq - Nightfall At The Riverside


Cinq - Midnight Crickets




↓関連動画

Cinq - Spillover
涼音堂茶舗の「spillover.ep」(廃盤)に収録



Firo - Silver Lining
Firo - 2010 - Tender Grain [涼音堂茶舗 DES037] に収録





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Cinq - 2002 - Sketch [Noble CXCA-1094]
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Cinq - 2004 - Day Off [Noble CXCA-1157]
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(2004/08/25)
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