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![]() Aoki Takamasa 青木考充 - 2008 - Private Party [Commmons rzcm46014] (2008/09/24) | 01 Private Party 02 R8 03 Decent Frequency 04 Gallardo (Tujiko Noriko) 05 Love Bites (Lyrics: Damiana Terry) 06 Stay On The Light 07 Ha-Ah (Lyrics: Damiana Terry) 08 Private Party _ Variation JD 09 Music For Sweet Rooms On The Orbit Of The Earth 10 Solid Fusion (Tujiko Noriko) |
Aoki Takamasa 青木考充 - 2008 - Private Party
[Commmons rzcm46014]
青木考充がCommmonsから2008年にリリースしたアルバム。2006年に坂本龍一のリミックス・アルバム「Bricolages」で「War & Peace」のリミックス、2007年に士郎正宗原作、ジョン・ウーをプロデューサー、荒牧伸志を監督に迎えている「エクス・マキナ EX MACHINA Original Soundtrack」にHASYMO、Rei Harakami、半野喜弘、Cornelius、細野晴臣、Towa Teiなどと共にトラックを提供もしています。
そんな彼の今作は「Private Party」というタイトルが表すように、Tujiko NorikoのフィーチャリングやDamiana Terryのリリックなどプライベートでも付き合いのあるアーティストたちとの密度の濃い競演を果たしています。
以前までの曲がストイックなエレクトロへの探求とすれば、今回はよりエレクトロとポップスの深い融合を結実し、より円熟な世界を構築しています。過去の作品からのイメージを期待するリスナーにはちょっと攻撃的なビートが減ったように感じてしまうかもしれませんが、青木考充の見つめる可能性に期待している人にとってはより新しい、より刺激的で近未来的な音楽を聴かせてくれます。
青木考充自身のボーカルとしてのクオリティがまた一歩先へと進んだように思います。以前からも「Walk On The Ocean」などで聴く人には高木正勝の「Exit/Delete (David Sylvian)」のデヴィッド・シルヴィアンの声の甘いテイストに共通するものを感じさせましたが、そこからさらに次のステップに進むべく、R&Bやソウルに近いテイストに仕上がっています。ヒップホップやR&B、ソウルのトラックにエレクトロニカ的な作業が行われた曲は世界に存在するものの、純粋にハードな音作りをしてきた本人がボーカルとしてこういう領域に到達しているのは初なんじゃないでしょうか。そういう意味でも非常に聴き応えのあるアルバムになっていてオススメです。
↓Aoki Takamasaはこのレーベルからもリリースしています。

PROGRESSIVE FOrM レビューページ一覧
2009年Raster-Notonリリース「Rn-Rhythm-Variations」
Rn2-09 Pt1 + Pt2 (Voice:Tujiko Noriko)
2009年Raster-Notonリリース「Rn-Rhythm-Variations」
Rn5-09
坂本龍一 2006年 「Bricolages」から
War & Peace (Aoki Takamasa Remix)
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