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Nino Katamadze & Insight - 2008 - Blue [Adjara アジャリア自治共和国]
まずアーティストの名前が読みづらいし、邦訳データも一切ないので 『ニノ・カタマッツェ』 と自分は呼んでますが、発音違うよ!という方はご一報ください。
以下はウィキからの簡易抜粋です。
■ニノ・カタマッツェはアジャリア自治共和国の南部で生まれた。 1990年に彼女はバトゥミ音楽研究所ZP Paliashviliのボーカル部門に入った。研究所を卒業後、様々なグループ、音楽のさまざまなプロジェクトに参加しました。 2002年にKatamadzeは、EU全体で、また、EUのさまざまな国で彼女の最初の国際的なツアーを敢行。彼女は2005年後半にアメリカを訪れたとき、大きな成功を収めた。 2006年に彼女のアルバム"ホワイトは"非常に成功を収めたとグルジア、ロシア、フィンランド、スウェーデン、ウクライナ、フランス、ドイツ、英国とイタリアでリリースされました。売上高は70万枚を超えました。 2009年にKatamadzeはいくつかのEU諸国、ロシアで別のツアーが待っている他、アゼルバイジャンを訪問する予定だ。
2010年1月に、ニノ・カタマッツェはボビーマクファーリンによって書かれた言葉では表せない台本と即興オペラ"ボブル"の役割を果たし、ロシアで上演。
要約すると、アジャリア自治共和国出身のジャズ系シンガーでヨーロッパを中心に70万枚のセールスを誇るアーティスト、ということです。そこでこの「アジャリア共和国ってどこにあるの?」ということが気になってきます。。。
以下、ウィキより。
■アジャリア自治共和国■
アジャリア自治共和国(Ac'aris Avt'onomiuri Resp'ublikh'a Sakartvelo)は、南カフカス西南部にあり、黒海に面しトルコと接した地方に位置するグルジア領内の自治共和国。アジャール自治共和国ともいい、首都は黒海岸の港湾都市バトゥミ。面積は2,900km²、人口は約40万人。グルジア最大の港であるバトゥミを抱えるため、独立以来経済的に困窮しているグルジアにとって非常に重要な地域である。
人口統計上、住民の8割は民族籍をグルジア人とするが、実際にはこの地方のグルジア人の多くがアジャール人と呼ばれるイスラームを信仰するグルジア系のエスニック・グループであるため、グルジア国内で自治共和国を形成している。
■グルジア■
グルジアは、西アジア北端、南カフカース地方に位置する共和制国家。旧ソビエト連邦の構成国のひとつで、1991年に独立した。首都はトビリシ。東ヨーロッパに含められることもある。
カフカース山脈の南麓、黒海の東岸にあたる。北側にロシア、南側にトルコ、アルメニア、アゼルバイジャンと隣接する。古来より数多くの民族が行き交う交通の要衝であり、幾たびもの他民族支配にさらされる地にありながら、キリスト教信仰をはじめとする伝統文化を守り通してきた。また、温暖な気候を利用したワイン生産の盛んな国としても知られる。
ソビエト連邦の独裁者、ヨシフ・スターリンの出身地(ゴリ)でもある。
ウクライナの主導で発足したGUAMにも加盟している。
南オセチアとアブハジアが独立状態となっており、ロシアなど一部の国から承認を受けている。
いまいち説明だけじゃ分かりづらいな~と思い、GoogleEarthで検索。

世界との全体的な位置はおおまかに分かったけど、まだピンとこない。

グルジアは分かったけど、アジャリア分からん・・・。

↑ここみたいです。ずいぶん小さい国です。日本の13分の1くらい、佐賀県(2,439.60km²)くらいの大きさ。

↑アジャリアと同じくらいの佐賀県の大きさ、こんなに小さい国なのか。。。
とまぁそんな国のジャズってどんな感じかと言うと、Nino Katamadzeの他のアルバムと比べるとこのアルバムはオーケストラのようなバックバンドがあって他のアルバムとは味付けが違うのがポイント。現在の先進国には無い情熱と個人としてのメロディの作り込みがはっきりと存在し、当然ヴォーカルにも声に込められた『情念』というものがしっかりと感じられ、決して全編に渡って明るいとは言えない楽曲であるものの、ある種のノスタルジーと情熱がふんだんに盛り込まれた内容になっています。
Nino Katamadze & Insight - Ieli
けだるさと孤高感を感じさせるボーカル、音もシンプルにまとめ上げたアコースティックなメロディでグッと胸をつかんできます。哀愁とけだるさだけでなく、どこか優雅ささえも感じさせてくれる。ジャズというよりこのアジャリアから産まれた異質な彼女だけの音楽性なのでしょうか。それともこの国にはまだまだ幻想が生きていてそう感じさせるのか。衣装もエキゾチックで素敵ですし、舞台上の演出である星々のような照明効果が、星空の上に歌手が浮かび上がったかのようでとても幻想的。
Nino Katamadze & Insight - Rain
枯れた空気感、哀愁と胸の奥に秘められた熱い感情を込めたヴォーカルがバックバンドのオーケストラの音に乗って魂を揺さぶる名曲。
とにかくこの曲がこのアルバムで一番オススメ。
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