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![]() Sawako - 2004 - Yours Gray [and and15] (2004/xx/xx) | 01 As:unacir feat. Asuna 02 A Message From Bed Of The Sea feat. Asuna, Yuichiro Fujimoto 03 Petit Garcon 04 Hole [Noises:Water, Sand, Shortwave Radio, Clock by Kiyoharu Kuwayama] 05 Cache Cache [Performer:Toshimaru Nakamura] 06 Night Midlight [Piano:Mitchell Akiyama Voice:Sawako] 07 Go To Ocean feat. Toshimaru Nakamura, Asuna(Spoons) |

Sawako - 2004 - Yours Gray [and and15]
↓公式サイト
http://www.troncolon.com/
4枚目のアルバム「bitter sweet」が12kより2008年5月にリリース。2011年には雑誌とCDの複合媒体「clarity」(schole)のために、青木隼人と「旅と音楽」をテーマにしたコラボ作品を製作。
*プロフィール*
名古屋出身、東京とニューヨークに6年ずつ在住後、ノマディックに活躍中の音響作家、メディアアーティスト。デジタル技術を用いながらオーガニックで瑞々しい世界感を紡ぐsawakoの作品は、これまで英国のWire誌や米国のNYArt誌などにとりあげられてきました。日常の小さな断片をきりとって、フィールドレコーディングと電子音が織りなす、様々な情景のうつろう懐かしくて少し切ない凛とした空気感を紡ぎます。2000年ごろからネット上をベースに活動をはじめ、親しみやすい穏やかな音景によって「microsound」「lawercase sound」とよばれていたジャンルの裾野を広げることに貢献する一方、その硬派でゆるぎない独特の世界感とテクノロジーに関する洞察力の深さは、世界中のコアなリスナーに根強く支持されつづけています。
これまでに、12k、and/OAR、Anticipate Recordingsから通算4枚のソロアルバムをリリース、 Taylor Deupree、Asuna、Andrew Deutsch、Kenneth Kirschner、杉本拓、中村としまる、HYPO、Daisuke Miyatani、青木隼人、hofli、Radiosonde、nobuko hori、Amephone、Ryan Francesconi、Jacob Kirkegaard、Kazuya Matsumotoなどとコラボレーションを行ってきました。
また、音の領域だけにとどまらず、デジタルアーティストとして、映像、シグナルスケープ、サウンドスケープ、collaboration narrative、日常の中のささやかな物語などをテーマに活動、World Forum of Acoustic Ecologyやバークレー音楽院、Max/MSP/Jitterワークショップ(AD&A Gallery、大阪)Programmable Media II: Networked_Music(ペース大学、NYC)等のシンポジウムでアーティストトークも行っています。2009年には、フロリダのDolphin Research Centerでイルカの認知に関するサマーコースを受けるためJerome FoundationからGrantを獲得。幼少時に金春流能楽を8年、クラシックピアノを13年習い、慶応義塾大学環境情報学部卒業、New York University Interactive Telecommunication Programで修士号習得。
- ミニマルなサウンド・スケープの音響作品 -
公式プロフィールでは2000年からネットをベースに活動と書かれているので、このアルバムは2004年にリリースということで作曲暦としては4年ということになります。4年目にしてはあちこちのコンピに参加し、様々な場所から音源もリリースしているということを考えると、かなり期待されている存在だといえます。
このアルバムでは初期のノイズっぽい部分から半分はすでに脱却し、ミニマルなサウンドスケープ、音響作品へ半分足を踏み入れている時期と言えます。そして製作にもかなり多くの人が参加しており、幅広い音になっていて無機質で金属的だけど有機的なフォルムを形成しています。参加したメンバーの中にAsunaを筆頭に、Raster-Norton、Sub Rosaからのリリースでも知られるMitchell Akiyama、ラジオゾンデの青木隼人、Sachiko M関連のToshimaru Nakamuraなど、各方面からの参加がこの作品がある程度のクオリティを伴っていることを物語っています。
まだ高音のハウリングなどは若干挿入されてはいるものの、環境音楽、音響作品としてはかなり聴きやすくキャッチーなアンビエントを覗かせている内容の一枚。

Schole Records スコーレ・レコーズ レビューページ一覧
↓関連動画
Sawako - Live at Combine 2007
↑アルバムに近い雰囲気のライブ音源。聴きやすいんですが、ハウリングを挿入しています。。
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