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World's End Girlfriend - 2001 - Farewell Kingdom [Midi Creative CXCA1089]

2009年14日   カテゴリ:World's End Girlfriend     0 comments
farewell kingdom
World's End Girlfriend - 2001 - Farewell Kingdom [Midi Creative CXCA1089]

(2001/11/25)
01 Yes
02 Call Past Rain
03 Daydream Loveletter
04 Halfmoon Girl
05 Fragile Fireworks
06 Fifteen White
07 You
08 Onepiece






World's End Girlfriend - 2001 - Farewell Kingdom [Midi Creative CXCA1089]

エレクトロニカ、現代音楽、アブストラクトなど幅広い音楽性をあわせ持つ前田勝彦によるユニット“ワールズ・エンド・ガールフレンド”の2ndアルバム。ドラマティックな展開で進むロマンティックなアルバムです。 (Amazon)

ワールズ・エンド・ガールフレンドは、物語(フィクション)の語り方を知っている。彼はエレクトロニック・ミュージックにおいて今もっとも注目すべきひとりではあるけれど、しかし、その確固たるコンセプトの強さという点で、シーンのなかのひとつに位置づけるのが困難なアーティストでもある。彼はどこのシーンにも属さないようにも思えるからだ。その作風は自ら脚本を手掛ける電子仕掛けのエンリオ・モリコーネのようでもある。もっとも彼の脚本はハードボイルドでもサスペンスでも大河ドラマでもない。2000年にリリースされた彼のデビュー・アルバム『エンディング・ストーリー』に漂うある種の不条理な世界観、アルバムを通して聴くときの迷宮めいた脈絡のなさからうかがえる世界の無意味化は、時代の雰囲気に抵抗しているようでもある。

セカンド・アルバムで彼は自分の物語(フィクション)にさらに磨きをかけてスケールアップさせている。残念ながらこのアルバムは曲を飛ばしながら聴いてはその魅力が十分に伝わらないアルバムだ。が、最初から最後まで通して聴けば、作者の紡ぐ物語を経験できる。その迷宮こそおそらくワールズ・エンド・ガールフレンドの本当の作品なのだ。 

野田努 (公式サイトより抜粋


エレクトロニカ、ポストロック、現代音楽、ブレイクビーツなど、様々な音楽を内容するアーティスト、World's End Girlfriend。現代音楽をベースに後半からプログレ的な展開をしつつブレイクビーツを展開する「Yes」、アンビエントと環境音楽を混ぜたような静謐な雰囲気の中、日本語歌詞で歌う女性ボーカルが印象的な「Call Past Rain」、オーケストラ的なメロディの中、途中からアブストラクトでノイジーなビートが響き渡る「Daydream Loveletter」など、前半からバラエティ豊かでありながら統一感のある楽曲を楽しませてくれます。

後半でも「Fragile Fireworks」、「Fifteen White」はおすすめ。アルバム全体を通しての印象は現代音楽的な響きのオーケストラに叙情的なメロディの展開、そこにブレイクビーツや女性ボーカルを持ってくる感じです。しかし女性ボーカルを持ってきても普通の邦楽の名曲バラードのようなレベルであったり、ブレイクビーツもエモーショナルでドラマティック、そこいらのロックバンドよりも魂に突き刺さるクオリティなのがすごいところ。

最初のアルバムにして、すでに完成した風格が表れている恐るべきアルバムです。



※このレビューは2012年9月末に新しく書き直されています。



Noble-Label レビューページ一覧
Noble-Label レビューページ一覧




World's End Girlfriend - Fragile Fireworks



↓2009年09月14日作成されたレビューは下記に。

<過去のレビュー・・・ではなく個人的なエレクトロニカの考察っぽい文章>

エレクトロニカなんですけど、民俗音楽+プログレ的組曲? サントラのような雰囲気で物語があって世界の終わりに遭遇した少年が見た、様々なシーンが頭の中を流れすぎていくような感じがします。

当時のエレクトロニカというのは何か特別なものがあったと思います。世界の音楽の行き着く先というものがあるとすれば、その終着点は矛盾に包まれた完結し得ないものであり、全世界の民族と歴史の完全なる融合としての音楽はあり得ない。歌謡曲とは全く異なる異質なテクノ、そこからさらに派生したエレクトロニカ。エレクトロニカもまたエレクトロが打ち出した終着点であり、始まりでもある。音楽の再構築というのが最近のエレクトロニカではあると思うんですが、当時のエレクトロニカはまだそこまで定まっていたわけでもなく、様々な方向性がありました。ただの再構築もあれば、グリッチノイズやサンプリングを一定の手法で用いればそれもエレクトロニカと言われたし、今までの音楽が築き上げてきた価値観を全て否定するものもエレクトロニカと呼ばれてました。

World's End Girlfriendという存在は、オーソドックス、王道ともいうべき手法とテクノの融合ですがその出来上がったものを聴いてみればそんな単純なものではなかった気がします。そこに流れてるストーリー。当時20世紀の最後、我々は21世紀のことなんか見えてなかったのかもしれません。ただ今まで当たり前に受け止めていた「時代」が終わることだけを見つめているような風潮が当時はありました。そんな中で音楽を作るという行為の中で明るい音楽を作るということは難しかったんじゃないかと思います。聴いてる人が気持ちよくて未来を考えられる音楽など本当に少なかった気がする。そういう終末感みたいなものを切り取る作業としてこの音楽はあったんじゃないか、たまにそういうことも考えます。竹村延和、半野喜弘、青木考充、レイハラカミ、高木正勝、彼らの音楽はひとつの時代が終わる瞬間に生まれた音楽。未来を想像できない状況で何かを作るというのは難しいことです。明日生きてると思えないのに、今日何かをしようと思えるでしょうか?

しかしそのおかげか、色んなものがこの時代に生まれたようにも思う。世界の音楽が生まれ変わり、ノイズの入った音楽も普通に人々が聴くようになり、古い音楽も改めて貴重な財産だと人々が思うようになったからです。常に新しい何かじゃなきゃいけないわけでもない。自分達の作るものが普通じゃなければ社会に受け入れられないわけでもない。自分達のしたいようにして行き着くところまでいけばそれはそれでいんだ!そう思える音楽の始まりだったんじゃないか、と当時も今も思います。

しょうもない戯言に付き合ってくれてありがとう!
Enjoy Music!
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